ゲームをつくるときに即戦力になった5冊

 僕はまだ仕事としてゲームをつくりはじめてから5年くらいしか経っていませんし、発売されてるゲームで携わっているものも数本しかありません。あとは趣味でボードゲームをつくったりするぐらいです。そんな僕が言うことなので、眉にツバをつけながら読んでもらいたいんですが、僕がゲームをつくるうえで、書いてあることが「そのまま」に役に立ってる本を5冊ほど紹介します。
 「そのまま」とあえてかっこつきで書いたのは、間接的にそこから得た知識が使えたという本もいっぱいあるからですね。そういう本は今回省きました。すべて即戦力になる本。

「おもしろい」のゲームデザイン?楽しいゲームを作る理論
「おもしろい」のゲームデザイン?楽しいゲームを作る理論
ラフ コスター

 「ウルティマオンライン」のリードデザイナーにして「エバークエスト」「エバークエストII」の最高制作責任者である著者のゲームデザイン論が書かれた一冊。なんと見開きの半分以上がイラストで、文章量はかなり少なめ。なのにゲームデザインの基礎がこってり凝縮されていて、てっとりばやく読むことができるのもいい。

誰のためのデザイン??認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
誰のためのデザイン??認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
ドナルド・A. ノーマン

 ゲームデザインの本じゃないけど、インターフェイスを考える時に、今の僕の考え方の礎になっている本。ゲームをつくるだけじゃなく、人の使うもののデザインすべてに応用できる。
 使う人のことをもっと真剣に考えなきゃいけないな、と切に思わされた。

ゲームシナリオのドラマ作法
ゲームシナリオのドラマ作法
川邊 一外

 僕はちゃんとしたシナリオのあるゲームをつくったことはないんですが、例えばパズルゲームを考えるにしても「終盤に向けてじわじわと緊張感が高まっていき、最後は一気に終結する」というような、シナリオ的なものを意識する場面は多くあります。
 そういうのをひっくるめて、この本に書いてあるドラマをつくるテクニックは勉強になる。直接シナリオのあるゲームをつくる人にはさらに役立つと思います。

ゲームづくり入門?ゲームの発想・創作・指導 (1984年)
佐野 豪

 古本屋でたまたま見つけて買ってみたら、すごくおもしろかった本。発売は昭和59年。
 主に学校や保育園などでの教育にゲームを取り入れる方法について書かれていて、遊びがコミュニケーションや保育・保健などにどう役に立つかや、児童にゲームを作らせるときの方法などについて実践的に書かれています。
 これを読んで、ゲームの中だけじゃなく、遊ばれる場面までひっくるめて考えなきゃなーと思った。

ダンジョンズ&ドリーマーズ
ダンジョンズ&ドリーマーズ
ブラッド・キング

 「ウルティマ」のリチャード・ギャリオットや、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のガイギャックスら伝説的なゲームクリエイターの面々を紹介しながら、アメリカのゲームコミュニティがいかにしてかたちづくられてきたのかを物語的に記した一冊。読み物としても超おもしろい。ゲーム好きなら間違いなく楽しめるはず。
 この本だけちょっと他のとずれるんだけど、これを読むと「うおーゲームつくりたい!」というモチベーションが再燃する、ニトロみたいな本。プロデューサーと意見が食い違って思い悩んでテンション下がったときにもすごく助けられます。

 以上、僕の場合の役に立ってる5冊でした。

 他にオススメの本があったら、アフェ付きで構わないので是非教えてください。

 以下は宣伝。
bit Generations [ビットジェネレーションズ] ORBITAL(オービタル)
bit Generations [ビットジェネレーションズ] ORBITAL(オービタル)
bit Generations [ビットジェネレーションズ] dotstream(ドットストリーム)
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